糖尿病とは細胞内に糖が取り込まれない病気で、細胞内の栄養失調症である
血糖値のコントロールという印象からも一般には、糖分が有り余った状態が連想され、それをいかに排出することばかりが強調されるが、厳密には糖尿病とは細胞内の“糖欠乏症”というのが正しい。
血液中の糖分すなわち血糖値が高いとか、尿に糖が混じるという表面的な現象に惑わされてはいけない。それらは糖の代謝不良の結果なのである。また、「国民病」や「ぜいたく病」などといわれ、栄養の取りすぎというイメージが糖尿病には定着しているが、正確な表現ではない。ぜいたくに栄養たっぷりの食事を摂っていても、太っていても糖尿病にならない人もいるからだ。そういう人は、糖分を摂取しても、それを速やかに代謝できているのである。
だから、糖尿病とは糖が十分に代謝できていない“糖欠乏症”というのが正確な表現なのである。事実細胞の中に必要な糖が欠乏しているので、エネルギーが燃焼できず、体力が衰えていくのだ。
細胞の中にまで糖を十分に摂り入れ、燃焼してはじめて活動できるのが人間である。そのエネルギー源の糖が欠乏しているのが糖尿病という病気の実態なのです。
常識的には有り余るほどの糖分が体内にあるわけなので「糖不足」などと言ったりすれば、馬鹿にされるかもしれませんが、肝心の細胞の中に必要な糖分が入っていかないわけですから、細胞は糖を欲しがっているのです。だから、異常なくらい食欲がわくのも当然で、喉も渇いてくるのです。
糖をいかにして細胞の中にまで取り込ませるか。ここに糖尿病から元のからだに戻るポイントが集約されている。
