糖尿病の治療薬の矛盾を知ることからすべては始まる。
現在、糖尿病患者の治療の際に投与される薬は主に3種類がある。
◇α−グルコシターゼ阻害薬
食後の血糖値を抑える・・・食後はどうしても血糖値が上昇するので、腸の中の分解酵素のはたらきを阻害する薬である。しかし、分解・吸収を一時遅らせるだけで、結局は血液中に吸収されていく。いわば“一時的血糖降下剤”というべき薬であり正直、見せ掛けの血糖値コントロール薬のような印象をぬぐえない。
◇スルフォニル尿素
インスリンの分泌を高める・・・インスリンが元気がない場合、または出が悪い場合に処方される。インスリンが細胞表面のインスリン受容体と上手く結合しないので、すい臓のインスリン分泌を促す薬だが、すい臓にはインスリンと対で分泌されるグルカゴンというホルモンがある。人為的に分泌を促せば、バランスが崩れ必ず副作用が起こる。低血糖や空腹による過食・肥満に拍車がかかる。「インスリンが多い=糖が多すぎる」という信号が伝わると低血糖が起こってしまう。
◇インスリン抵抗性改善薬
読んで字の如く、インスリン受容体の働きを活性化して、インスリンとの結合を促す薬。インスリン受容体との結合だけに焦点を合わせても、必ず歪みが起こってしまい副作用を生む結果となる。現に、この薬は肝臓に悪影響を及ぼす危険性が高いので、現在はほとんど使われていない。
